多角化への挑戦と理由

社長インタビュー企画の第一弾、現役の大学生を弊社社長の眞鍋による奢りで食事に招待し、更にお酒も加えることで社長の本音を引き出して貰おうという企画です。今回は九州大学と福岡大学の学生に協力頂き、第一弾の収録を行いました。そして今回のテーマは「博運社の多角化」です。現在弊社では新規事業に関する様々な動きや取り組みがありますが、なぜ多角化が必要なのか?に関しての社長の本音が語られています。是非ご覧ください。

眞鍋 和弘

1960年 5月29日生

1985年 6月 ㈱ 博運社 入社

1992年 2月 ㈱ 博運社 取締役就任

2007年 2月 ㈱ 博運社 専務取締役就任

2014年 2月 ㈱ 博運社 代表取締役社長就任

▲企画に協力して頂いた大学生の4名(九州大学、福岡大学より)

今はたまたま「物流業」をしているだけ

学生:現在の博運社は物流業がメインだと思いますが、眞鍋社長は今後博運社をどの

   ような会社にしていきたいと考えていますか?

 

お客様の荷物を運送したり、倉庫で預かったりするのが会社の仕事なんだけど、それはたまたま僕の親父がやってたんだよね。その会社を引き継いで今は「物流業」をしてるだけで、この先どうなるかは分からない。良い悪いは別として僕の考え方は

 

会社っていうのは、何らかの形でお金をもらうよね。サービスを提供してお金をもらったり、従業員の場合は給料をもらう場所であることは間違いない。それは生きていくための手段であって、だったらそこに関わる人がハッピーになれれば何の業種でも良いと僕は思ってる。

 

今はたまたま「物流業」を引き継いでるけど、これから何をするのか決めていくには、社員の人たちがどんな会社だったらハッピーになれるのかが需要なポイントで、その環境を整えるのが社長としての仕事だと思ってる。

 

だけど、働くことに対する考え方って人それぞれ違うよね。例えばAさんは「入社の志望動機は何もありません。結婚したら辞めるつもりで、それまでの腰掛なんです」って考えているとする。でも、Bさんは「博運社で生涯働きたい」Cさんは「博運社で基礎学習をして、それからもっと大手の会社にスカウトされたい」Dさんは「しばらく博運社で力をつけて、(お金を貯めて)自分のお店を持ちたい」こんな風に人によって考え方は違うから、それにどこまで対応できるかが会社の価値なんじゃないかな。

 

色んな考え方を持った人たちが入社してくれてOK。特にいずれ独立したいと考えている人には、出店するときの資金を会社で出しても良いと思っていて、もちろん全部は対応できないけど、できる限りの環境整備をしていきたいんだよね。

社員がやりたい事を探すチャンスを与えたい

学生:そういう考え方だと個性豊かな人たちが集まりそうじゃないですか?

   だけど本当は自分のやりたい事があって、運送の仕事をやりたくないと思って

   いても仕事は運送系の仕事ですよね。どうやってそこの折り合いをつけてるん

   ですか?

社長:それだよ!笑

 

学生:やりたくないけど、とりあえず運送をしないといけないんですよね。

   だから投げ出したりする人もいるんじゃないですか?

 

単刀直入で良い質問だね。今は「物流業」しかしてないから、それをやってもらうしかない。さっき綺麗事を言ったけど、社員からすると「いつやりたい事をすればいいの?」って思うよね。

だから環境整備をしてるんだけど、部活みたいな感覚でやりたい事ができる仕組みを検討中。部活って学校が終わって空いた時間に自分のやりたい事をするよね。会社でも仕事が終わった後の時間を使って、やりたい事の実現に向けて取り組んでいけたらなって。

 

博運社では総合職の社員は40時間分の残業手当を固定で毎月支給していて、全く残業をしなくてももらえるんだけど、(もちろん残業時間が40時間を超える人には超過分を支給します。)実際にほとんど残業してない人もいるよね?

 

小野(博運社人事部):「はい、そうですね」

でも40時間分の残業手当はすでに払ってるから、その時間の枠を使って「やりたい事探し」とか、そういう仲間を募って話し合いをする時間に充てるとか、もちろん全ての時間を使わなくていいし、全員がそういう活動をしなくてもいいんだけど、やりたい事がある人や、やりたい事を見つけたい人にチャンスを与えれる仕組みにしたいんだよね。

 

それで実験的に会社の経費で社員を何人かアメリカ研修に連れて行って、「やりたい事探し」をしてもらったんだけど、別にかしこまって「勉強してこい!」とかではなくて、自由にアメリカのビジネスに触れて、 ”何か” を感じて「やりたい事」が見つかったらやればいいし、必ず見つけないといけない訳ではないと僕は思ってる。ただ、やりたい事を探すチャンスは与えないといけないし、機会は設けていきたい。

多角化を進める理由

表向きでは新たな取り組みとして話してるけど、実はそうせざるを得ない事情があるんだよね。「物流業」って斜陽産業(需要が傾向的に減少している産業)で、なぜかと言うと九州全体を見ると人口が減っているから。うちは九州を中心とした会社で、物流は人の暮らしのためにあるようなもので、人口が減ったらそれに比例して物量も減って需要は減少傾向になる。

しかも今の若い人たちはキツイ・汚い仕事って極端に嫌うから、若年労働層は減って高齢労働者層が増えると人件費が上がるよね。仕事の量は減るのに人件費が上がったら経営的にきつくなるのは必然。だから嫌でも多角化をしないといけない。

 

でも多角化をするには何をすればいいのか、僕一人で考えたって高が知れてる。だからなるべく1人で考えるよりも2人がいいよね、2人よりも3人がいい。しかも「若い」人ほどその発想は浮かびやすい。でも若い人はそれを実現するためのマネジメント力や経験値がないから、発想を実現させることは難しいよね。それを僕らみたいなキャリアがある人間がサポートしていく。その多角化の1つとして博運社ではASEAN(東南アジア)進出 ※ を進めてます。

 

※ホーチミン支店(ベトナム)を6月に開設予定

親がつくってくれたもの

本音を言えば、泥臭い仕事だけど親が作ってくれたものを潰したくないって心情もあって、それを守るためには多角化をせざるを得ない。僕は綺麗事だけを言うつもりはないし最終面接の時に喋るんだけど、その表と裏の両方とも博運社が多角化をやらなければならない事情なんです。

誰かがやらないといけない仕事

そしてもう1つ加えると、災害が起こった時にコンビニから「物」が消えるっていう映像がよくテレビで映るよね。東日本大震災でもあったけど(注:本インタビューは熊本での震災の前に収録)あれは物流が途絶えるから、店頭から物がなくなるんだよね。今の世の中では当たり前のように近くの店頭に物が並んでいるけど、それはどこかから運ばれてきていて、それを運ぶために必要な道路が崩壊してしまうと、必要としている人たちに物が届かなくなるのは当たり前だよね。物流は「生命関連産業」って言っていいくらい社会的意義はものすごく大きいんだけど、残念ながら誰もしたがらないのがこの業界。だからそういう意味でもこの業界を守っていきたし、誰もしないならうちがする。するからには「生存」しておかないといけない。

じゃあどうやって生存させるかっていうと、極端に考えれば日本全体の人口が減って物流業が儲からなくなっても、物流業以外に資金源を持っていて生き延びることができればそれでいいよね。じゃあ資金源はどうやって得るのか。拾ってくる?誰かに恵んでもらう?盗ってくる . . . ?現実的ではないし盗ってくるなんてもってのほかだよね。そしたら自ら稼ぐしかないじゃん。それが多角化に繋がっていくんだよね。今のところ物流業で安定した業績があって収益も出てるから、今の内にその資金を使って多角化をする。極端にいうと100発打って1発当たればいいと僕は考えてる。まあ、阿比留先生(福岡大学 経済学部教授 ※)の受け売りなんだけどさ(笑)

 

 

 

 

その事業が育ってきたら、今度はそこで生まれた資金で、物流業が苦しくなっても支えることができる。そうすると、いずれ他社が「儲からないから」って物流をやめていく . . . そして誰もいなくなった時に博運社だけは「物流をやってます!」って言える会社になれれば、必然的にうちへの物流の需要は増えていくのかなと。さらに今後物流が上手くいきだしたら、それに投資をして良いサイクルを作っていきたいんだよね。そうする事によって企業は成長していくと思うんだ。

※博運社では福岡大学の阿比留教授が主催する、NPO法人ASIAの「Break Through

  (学生の社会人基礎力を育成するカリキュラム)」に参加しています。

▲今回インタビュー企画に協力頂いた学生の皆さん、ありがとうございました!

今回のお店。

福岡市内の某お寿司屋さん

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